山梨学院が報徳学園を破り、県勢として春夏通じ初めて進んだ決勝で優勝しました。実力はあるものの優勝候補本命ではない中での勝利に誰もが驚き、歓喜しました。
「元カープの今村がセンバツ優勝した時の清峰の監督か!」「当時長崎県勢初優勝で、今回山梨県勢初優勝って、すごくない!?」
と、山梨学院のセンバツ初優勝を成し遂げた吉田洸二監督にも注目が集まりました。
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そこでここでは、吉田洸二監督のように複数の都道府県に春夏通じて初優勝をもたらした監督はいるのかどうかを調査しました。
その結果、春夏を通じて2校を優勝に導いた監督としては史上4人目、県跨ぎでの2校を優勝に導いた監督としては史上2人目ということが分かりました。
早速見てみましょう!
目次
吉田洸二監督は山梨学院・清峰どちらも県勢初優勝を導いた

スピーチをする吉田洸二監督 出典:Twitter@GodShinii0621
「この10年間、山梨にお世話になって毎年のようにご期待を裏切り続けてきました。きょうの優勝で少しは帳消しにしてもらえたらと思います」(引用:中日スポーツ)
2023年春の第95回記念選抜高等学校野球大会で、吉田洸二監督率いる山梨学院は、決勝で報徳学園(兵庫県)に勝ち、山梨県勢初となる甲子園大会優勝を達成しました。
そして、2009年春の第81回選抜高等学校野球大会では、花巻東との決勝で、清峰高校エースの今村猛が投げ勝ち、長崎県勢初となる甲子園大会優勝を果たしています。
県をまたいでの優勝は史上2人目
これまで、春夏を通じて2校を優勝に導いた他の高校野球の監督はいるのでしょうか。
原貢監督 | 65年夏の三池工(福岡)と70年夏の東海大相模(神奈川) |
木内幸男監督 | 84年夏の取手二と01年春、03年夏の常総学院(ともに茨城) |
上甲正典監督 | 88年の宇和島東と04年の済美(ともに愛媛) |
吉田洸二監督 | 09年の清峰(長崎)と23年の山梨学院(茨城) |
(参照:中日スポーツ)
複数校でセンバツ優勝を導いた監督は史上4人。そして、異なる県の高校で優勝を果たしたのは、原貢監督以来、吉田洸二監督が史上2人目です。
戦力は低いとみなされていた中での優勝
また実は山梨学院は、優勝候補として本命視されていなかったようなのです。
関東大会優勝校なので、実力はあるのでうまくいけば優勝もあり得る程度の期待値だったのでしょう。
今大会のベスト10チームには選ばれていないので、どちらかといえば、大阪桐蔭、広陵、仙台育英辺りの方が評価は高かったようです。
教え子の今村猛や垣越建伸も祝福
今村猛氏

広島東洋カープで活躍した元投手の今村猛氏 出典:文春
清峰高校から広島東洋カープで活躍した元投手の今村猛氏は、吉田洸二監督について
「本当に持っている方だと思います。長崎でも山梨でも初優勝をされて高校野球史に残る監督になったと思います。偉人になりました」(引用:スポニチ)
と声を弾ませて語ったそうです。

出典:instagram
今村猛氏のインスタグラムでも手書きを加えて祝福の投稿をしていました。
垣越建伸投手

出典:中日ドラゴンズ
山梨学院から中日ドラゴンズへ進んだ垣越建伸投手も自身のinstagramを更新して祝福していました。

出典:instagram
「おめでとうございます!」「夏も頑張ってください!」
まとめ
山梨学院が報徳学園を破り、県勢として春夏通じ初めて進んだ決勝で優勝しました。
清峰高校でも県勢初優勝を導いた、吉田洸二監督にも注目が集まりましたね。
吉田洸二監督のように、複数の都道府県に春夏通じて初優勝をもたらした監督はいるのかどうかを調査したその結果、春夏を通じて2校を優勝に導いた監督としては史上4人目、県跨ぎでの2校を優勝に導いた監督としては史上2人目ということが分かりました。
また実力はあるものの優勝候補本命ではない中での勝利だったことも分かりました。
過去の教え子たちも祝福しているようです。
これらの経験をした高校野球少年が、これからも活躍することが楽しみですね!
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