Twitterのロゴが青い鳥から柴犬のアイコンに突如変わり、困惑の声が多く上がりましたが、これはCEOのイーロン・マスク氏が意図的に行ったものでした。
「この柴犬なに?」「モデルはいるの?」「もうずっとこのまま?」「乗っ取りかと思った」といった声は多かったです。
そこで、ここではこの柴犬の元ネタについて深堀りして調査しました。
調査の結果、過去10年以上、大バズりしている有名な「かぼすちゃん」という柴犬がミームとして大流行していたことがわかりました。
そしてイーロン・マスク氏の今後のツイッターの展望も見えてきましたので、併せて紹介したいと思います。
早速見てみましょう!
目次
ツイッターの柴犬の元ネタはかぼすちゃん!
ツイッターの柴犬のアイコンにはモデルがいます。
里親募集で出会い現在17歳
かぼすちゃん(現在17歳)です。
ブリーダーの廃業により動物愛護センターに持ち込まれたところを、里親募集のホームページを見た現在の飼い主が引き取ったのが最初の出会いだったそうです。

かぼちゃんママと 出展:kabochan.blog

出展:kabochan.blog
1枚の写真が世界中で大バスり
こちらが、ツイッターのアイコンとなった柴犬のかぼすちゃんの写真です。
今から10年以上前に撮影された写真で、この時かぼすちゃんは5歳でした。

出展:instagram@kabosumama
インターネットミームになった

食パンのかぼすちゃん、ドーナツのかぼすちゃん 出展:dime.jp
あまりの可愛さに、海外を中心に、フォトショップなどで様々なおもしろ画像に手を加えられ、爆発的に流行しました。
文法的に間違った英語をセリフにして画像に載せたり、さまざまな加工をして拡散されていくのがミーム(英語:meme)といいます。
かぼすちゃん自身は「Doge」と呼ばれています。犬のDogを崩して呼ぶ感じですね。
ドージコインのアイコンに使われた
そしてその大バズりのミームを、2013年に2人のエンジニアが冗談半分でつくった仮想通貨Doge Coin(ドージコイン)のアイコンに使用されました。

出展:btcc.com
兼ねてから、TwitterのCEOであるイーロン・マスク氏はドージコインにたびたび言及をして、そのたびに価格の急騰や下落といった激しい変動をしているようです。
今回、ツイッターのロゴが青い鳥からドージコインの柴犬のアイコンに変わったことで、約0.077ドルから0.1046ドルまで上がったそうです。(参照:coindeskjapan)
青い鳥に戻り幻となった
日本時間の4月4日にツイッターのロゴが青い鳥から柴犬のかぼすちゃんに変わりましたが、4月6日には元の青い鳥に戻りました。
たった2日の幻のロゴとなりました。
よっぽど批判が多かったのでしょう。
Twitter CEOイーロン・マスクの目的は?
イーロン・マスクは荒らし目的でTwitterを使う
「メディアがいつも私を褒めすぎなの辞めてくれたらいいのに。ちょっと多すぎだぞ^^」
荒れることは想定の元でドージのロゴへ変更を行ったと思いますが、批判含めた反響が多すぎたようですね。
ロゴを柴犬に変えてから、イーロン・マスク氏は「約束どおり」と、昨年3月26日にユーザーとの会話を添えて投稿していました。
ユーザー「ツイッター買えよ」「んでロゴをドージに変えて」
イーロン・マスク氏「はは それ最っ高」
イーロン・マスク氏はこの2022年4月にTwitterに買収提案を行い、同年10月に買収が440億ドル(約6.5兆円)完了しています。
ロゴが青い鳥から柴犬に変わって約1時間後に初めてイーロン・マスク氏がツイッターに投稿した内容は以下のものでした。

「それ古い写真」

元画像はこれですね
「変身AI」とツイートし、ドージが警備員にIDカードを見せながら青い鳥から変ったよ、と示唆する投稿でした。
「何でもアリのアプリ:everything app」を作る
ツイッターのロゴを青い鳥から柴犬に変えたのは、イーロン・マスク氏のお遊び半分な行動に思えますが、その後の目的はあるのでしょうか。
イーロン・マスク氏は、Twitter買収後は「何でもアリのアプリ:everything app」を作るとツイートしていました。
何でもアリのアプリとは、中国のWeChatのような、メッセージ・支払い・タクシーの呼び出しなど、何でもできるスーパーアプリと言われるものです。
ドージコインに関するツイートにより無名だった仮想通貨が一躍有名となり、投資家の夢となりました。
今後はブロックチェーン技術と暗号資産を用いてどのようにツイッターに役立てるかの戦略を模索しているそうです。(参照:neweconomy)