Twitterサークルを廃止するとイーロン・マスクCTO(執行会長兼最高技術責任者)がツイートし、世界中のユーザーがざわついています。
「結構使ってるのに!」「サークルって何?使ってないからいらない」の他、「投稿が公開されたらまずい」という声が上がっています。
そこで本記事では、サークル内のツイートは公開されてしまうのか?廃止はいつから?について調査した結果、サークル廃止=全公開という情報は出ていないことと、廃止の時期の言及は無く、Twitterは新機能のコミュニティノートを推進していくということが分かりました。
非公開の対策についても調査しましたので、詳しくはこちらからお読みください。
目次
Twitterサークル廃止はいつから?
Twitterサークルの廃止はいつなのか、イーロン・マスク氏や現CEOのリンダ・ヤッカリーノ氏のツイートを確認したところ、現時点では明言していないようでした。
Twitterサークル廃止で、投稿は公開される?
Twitterサークルとは、ツイートが見れる相手が特定のサークル内のみとクローズドな場所であるため、全体に公開するよりも、より過激な本心をツイートできる場として、ユーザーに利用されていました。
そして、イーロン・マスク氏が突如「サークルを廃止して、コミュニティとDMグループチャットを優先していく」とツイートを上げたため、利用者からは「廃止によってツイートが全公開されると困る!」という声が溢れました。
筆者調べでは、このサークルの利用方法は全世界共通だったようで、日本に限らず海外でも同様の声が上がっているようです。
しかし、全公開されてしまうのかどうかについて、イーロン・マスク氏や現CEOのリンダ・ヤッカリーノ氏のツイートを確認したところ、現時点では、それについては明言していないようでした。
Twitterサークルの非公開対策は?
先に述べたとおり、サークル廃止=全公開という情報は出ていないことが調査の結果分かりましたが(2023年7月8日時点)、もし不安的中となってしまう前に、非公開のためにできる対策を3つご紹介します。
非公開対策①アカウントを停止する
Twitter公式HPで調べたところ、
「(前略)アカウントを停止した場合、あなたのTwitterサークルのツイートは、通常のツイート同様に表示されなくなります。」(引用:Twitter公式HP)
ということでしたので、できる手立ての一つは、アカウントの停止が有効です。
アカウントの停止とは、完全にアカウントを削除するのではなく、30日間停止となり、その間一度ものログインしなければ、そのアカウントは削除され、ユーザー名とアカウントの関連が無くなります。(参照:Twitter公式HP)
非公開対策②アカウントを削除する
アカウント停止は、言わば、完全アカウント削除の前の猶予期間のようなものですが、いっそご自身のアカウントを削除してしまう方法も、同様に、ツイートは表示されなくなるようです。
アカウント停止にしろ、削除にしろ、サークルに使用していたご自身のアカウントが、アカウント削除しても構わないアカウントであれば、いずれかの方法で解決しそうです。
非公開対策③ツイートを削除する
ただ中には、停止もしくは削除したくないアカウントを使用している人もいるのではないでしょうか。
その場合は、ご自身のツイートを削除するという方法です。
これは消しときたいというご自身のツイートが膨大な数でなければ、有効なのではないでしょうか。
どれくらいのツイートをしたかの量にもよると思いますので、以上の3つから検討してみると良いかもしれません。
Twitterサークル廃止の事の発端は?
Twitterサークルの廃止いついて調査を進めていたところ、この事の発端に辿り着きました。
Twitter上でMicrosoftのテクノロジーエバンジェリスト在籍中に有名になったアメリカ人有名ブロガーのRobert Scobleが、Twitterの新機能であるコミュニティノートとサークルについて提言しました。
それに対し、Twitterのエンジニアと思われる職員が提言に感謝し、他にも改良できるための意見を求め、ついでに自分もサークル機能は気に入っていないと共感を示していました。
そしてそれに返信する形で、イーロン・マスク氏が、「今後はコミュニティとDMグループチャットを優先し、サークルを廃止する」と宣言していました。
そしてサークルを好んで使用していたユーザーから、不満や不安の声が上がる現在に至ります。
Twitterサークルに代わる、新機能コミュニティノートをイーロン・マスク氏が紹介
新機能のコミュニティノートについてご存知の方は少ないかもしれませんね。
それもそのはずで、コミュニティノートも昨年2022年後半から始まった新機能です。
この機能の基本的な目的としては、ファクトチェックです。このご時世、Twitter上でも簡単に嘘の情報が拡散されやすいことは周知の事実ですよね。
コミュニティノートは、誤解を招く可能性のあるツイートに対して、より正確な情報をユーザー同士でメモしあい、ユーザーが最も高く評価したノートのみがツイートに表示される機能です。
イーロンマスク氏は、この機能の良さについて自身のツイートで紹介していました。

出典:gigazine.net
この赤枠部分がコミュニティノートです。
アメリカのニュース番組CNNの画像付きツイートに対して、これはパロディサイトが作成したフェイクだと、コミュニティノート参加者により作成され表示されています。
Twitterサークルの改良版が新機能のコミュニティノート
イーロン・マスク氏によると、Twitterサークルに代わる新機能としてコミュニティノートは推進されているようです。
「コミュニティノートってただのサークルの改良版じゃないですよね?」という一般ユーザーからの質問に対し、「そうだ」と答えていました。
Twitterサークルよりもコミュニティノートはより有益で、素晴らしいものだと推進しているようです。
ただし、Twitterサークルは、自分のツイートを見せる相手を選び、そのサークル内の人達とだけツイートを共有する機能なのに対して、コミュニティノートは、特定のツイートに対し議論を深めるための場所のようですので、そもそもの使用目的は異なると思います。
新機能コミュニティノートは実は日本でテスト運用されていた
Twitterサークルに代わり、コミュニティノートも実は日本でもテスト運用が行われていたようです。
上記のツイートに対して、イーロン・マスク氏は
日本語で「どうも ありがとうございます」リツイートしていました。
まとめ
Twitterサークルを廃止によりサークル内のツイートが全公開されてしまうのか?公開しないためにできることは何か?について調査しました。
サークル廃止=全公開という情報は出ていませんが、非公開の対策方法3つは、
- アカウントの停止
- アカウントの削除
- ツイートの削除
が有効になるかと思います。
また今後Twitterは、サークルに代わり、新機能のコミュニティノートを推進していくということが分かりました。
ただしTwitterサークルは、自分のツイートを見せる相手を選び、そのサークル内の人達とだけツイートを共有する機能なのに対し、コミュニティノートは、特定のツイートに対し議論を深めるための場所のため、使用目的は異なるようです。
以前も急にTwitterアイコンの青い鳥が一時的に柴犬に変わったりと、イーロン・マスク氏はまるで遊びながらテストしているように見えますね。
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