ジャニーズ以外のボーイズグループがMステ(ミュージックステーション)に出演できない問題で「本当に圧力かけてたの?」「癒着が気持ち悪い」という声が多く上がっています。
そこで調査を進めた結果、ジャニーズ事務所によるMステへの圧力ではなく、古くから続く悪しき慣習が脈々と受け継がれていたことが原因だったと分かりました。
大手企業の広告起用も契約解除が続いています。今後ジャニーズのテレビ出演は徐々になくなるのでしょうか…。
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それでは早速見てみましょう!
目次
Mステがジャニーズに忖度する理由3選!
9月13日に開催された、テレビ朝日の10月期改編説明会では、ジャニーズタレントが出演している番組に関して「影響なし」と継続を宣言されました。(参照:東スポ)
そして、Mステを筆頭に、テレビ朝日がジャニーズに忖度する理由が3つ明らかになりました。
理由①芸能界のドンが協約を結んでいた!
Mステがジャニーズに忖度する理由の1つ目は、昭和の時代に芸能界のドンが集まり協約を結んでいたからです。
ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川氏は、その昔、五分義兄弟盃の儀とする会合に出席していました。

出典:X@zapa

出典:X@zapa

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その場には、田辺エージェンシー、テレビ朝日の天皇、電通、テレビ朝日プロデューサーなどが出席しており、自民党等とも繋がりがあります。
Mステ、つまりテレビ朝日がジャニーズに忖度し、ジャニーズアイドルを必ず出演させていた理由は、ここから始まったようです。
理由②Mステに毎週ジャニーズ枠の慣習
Mステがジャニーズに忖度する理由の1つ目は、Mステに毎週ジャニーズを出演させる慣習が続いているからです。
Mステ(ミュージックステーション)の放送が1986年に始まってから、現在まで、ほぼ毎週のようにジャニーズが出演していますよね。
“非ジャニーズ”と呼ばれる、他の事務所のボーイズグループBE:FIRST、Da-iCE、JO1、INIら(過去にはDA PUMP、w-inds.など)が、Mステに出演できていないにも関わらず、です。
その原因は、古くから続く悪しき慣習でした。
Mステ立ち上げ当時のエグゼクティブプロデューサーの山本たかお氏が2007年の講演で語ったところによると、
番組のスタート当初は苦戦しており、かつてTBS系の音楽番組『ザ・ベストテン』がキャンディーズの解散を追う企画を毎週放送して視聴率をアップさせたという逸話にヒントを得、1987年にデビューするとあっという間に爆発的人気を呼んだ光GENJIを毎週出すというテコ入れ案を実施。
これが見事当たった。
光GENJIのレギュラー出演は1992年には終わったが、「われわれはそのことをいまだに恩義に感じている」と山本氏は明言しており、
実際にジャニーズ事務所と「とても親密な関係」を築いた同番組は「毎週ジャニーズが出演する」を番組の特色に位置付け、その後も毎週必ずと言っていいほど最低1組はジャニーズ系グループが出演するという慣例が現在まで続いている。(引用:日刊サイゾー)

出典:昭和ポップスの世界
Mステがジャニーズに忖度していた理由2つ目は、まさにMステ放送開始当初から今の今まで、時代が変わり、担当者が変わったとて、毎回1組はジャニーズを出演させるといった慣習が続いていたようです。
理由③ジャニ担に頭が上がらない
Mステがジャニーズに忖度する理由の1つ目は、テレビ局内でジャニ担に頭が上がらないからです。
どういうことかというと、テレビ局各社やメディア業界の窓口には、ジャニーズ事務所との窓口担当がおり、それらを「ジャニ担」と呼ばれています。(参照:弁護士ドットコムニュース)
よく、報道局に「宮内庁担当記者」がテレビに出ることがありますが、相手先によって局内で担当割がされているようですね。
そしてそのジャニ担が報道局よりも立場が強いために、ジャニーズに関する、報道すべき事柄も、世に出ないといったことが起こっていたようです。
「ジャニ担以外はジャニーズに触れてはならない」という暗黙の了解のもと、「ジャニ担」から「それはやめておいてくれ」と言われれば、報道の現場は悔しい思いをしながらも局の利益・商売を考えてジャニ担の言うことに従い、沈黙した。
横並びの競争の中で、他局よりも不利に扱われたくないという心理の中、ジャニ担という「ジャニーズの御用聞き」の言いなりになったのは、報道機関として恥ずべきことだ。
ジャニ担が存在し続けて、「報道よりも金を稼いでくる制作現場が偉い」という空気を改められなければ、今後も何も変わらない。(引用:弁護士ドットコムニュース)
Mステがジャニーズに忖度する理由3つ目は、そのテレビ局であるテレビ朝日局内で、「ジャニ担」の立場が強く、従わざるを得ないという環境があったようです。
圧力はガセで癒着が気持ち悪い
よって、Mステがジャニーズに忖度する理由としては、
圧力をかけていたわけではなく、古くから続く悪しき慣習が脈々と受け継がれていたことが原因だったということが分かりました。
先にご紹介した芸能界のドンらによる、昭和の結束会合の様子が分かる動画が見つかりましたので、こちらも合わせてご覧ください。
ジャニーズ問題でジャニー喜多川氏の肉声まで流出してるけど、そもそも芸能界のドン達が盃交わしてヤクザの真似事してるのがまじで怖い。
#クローズアップ現代 pic.twitter.com/kBwEyVMcGE
— (@OUTofDEEP) September 11, 2023
Mステ(テレビ朝日)への圧力というよりも、どちらかというと忖度と癒着だと言えそうです。
Mステに出れていないアーティスト一覧
これまでMステ(ミュージックステーション)には、ジャニーズ以外のボーイズグループが出演できていなかった実情がありました。
どんなグループがあったのか、一部抜粋してご紹介します。
- BE:FIRST(2023年9月29日・初出演!)
- JO1
- INI
- Da-iCE
- DA PUMP
- w-inds.
- BOYS AND MEN
- DA PUMP
例えばDA PUMPは、デビュー時に数回出演したのみで、その後は大ヒットした「if…」を以てしても出演できていませんでした。
ジャニーズ記者会見で、このジャニーズ忖度事情を問いただされた際に、東山紀之新社長は
「(今後、忖度は)必要ないと思っております」(引用:FLASH)
と語りました。
その発言があったからなのかは分かりませんが、BE:FIRSTが新曲を引っ提げ、2023年9月29日のMステ3時間SPに、満を持して初出演します!
まとめ
ジャニーズ以外のボーイズグループがMステ(ミュージックステーション)に出演できない問題について調査しました。
その結果、ジャニーズ事務所によるMステへの圧力ではなく、古くから続く悪しき慣習が脈々と受け継がれていたことが原因だったと分かりました。
世間からは、ジャニーズ事務所と、テレビ局に対して、双方への怒りの声が聞かれます。
「忖度は必要ない」と記者会見で発言した東山紀之新社長の今後の手腕についても、引き続き見守っていきたいと思います。
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ちなみに櫻井翔さんのnews zeroのキャスターは、続投すると発表されました。
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