自民党女性局のフランス研修が大きな反感を買っていますが、この研修に松川るい議員の娘も参加していたことが判明し、新たな火種となっています。
ネット上では「一般企業ではあり得ない」「まるで慰安旅行ではないか」「政策に活かす報告書を期待している」という声が上がっています。
そこで本記事では、パリ視察に一緒に参加していた子供(画像4選)と、税金の使い道や議員優遇に関する国民の不満、
今回の研修が国民に分かりやすく還元されるまでの報告書に期待が集まっていることについて情報をまとめました。
早速、見てみましょう!
目次
松川るいの子供がフランス研修へ同行!
長く続く円安物価高や、増える税金徴収、日本国民の子供の7人に1人が貧困という現実の中、その国民の税金で渡航・研修費用を賄い自由民主党の女性局が38名ものメンバーを携えてフランスへ海外研修へ行き、
参加者の議員がはしゃぐ様子や、ほとんど観光旅行のような行程に批判が殺到しています。
そんな中、子供も参加していたことが分かる画像が公開され、「まるで社員旅行ではないか」と更に信用を失っています。
子供が写る画像4選

出典:Twitter

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子供だけのことを思うと、夏休みに、親の仕事現場について行き、通常し得ない貴重な経験ができただろうと考えることもできますが、
これはあくまでも国民の税金が渡航費用として賄われている研修ですので、それに子供が同行していることは違和感しかありませんね。
渡航費用は税金
自民党女性局の局長を務める参議院議員の松川るい議員は、フランス研修の費用は、国会議員は「30万の自己負担をしている」と主張されていましたが、精算時に上回った金額は党が負担します。
自民党の収入の大半は、税金が主な原資ですし、自己負担と主張する30万円も元を辿れば国民から徴収した税金ですので、何の納得にも至りませんでしたね。
更に言うならば、30万円なんて、現在の高騰した渡航費用ではエコノミー往復でも足りないくらいです。
役職のある議員ですのでビジネスクラスを取るであろうことと、滞在費用など全て含めて1人当たり少なく見積もっても200万円はかかると思います。
ですので、1人当たりにおける清算すべき残りの百何十万円は党から支出されるのでしょう。
一般企業の出張に子連れはあり得ない
一般的な民間企業の場合、海外研修に子供がついて行くということはなかなか無いことでしょう。
ただでさえ、研修というより遊んでいると思われる写真が投稿されて批判を買っていた中、子供まで一緒に連れて行っていたとなると、ますます慰安旅行感が増してまいました。
一般市民と違って優遇されすぎでは
先に紹介したツイートにもあるように、国会議員が特権階級気取りをしていることにも不満がある人は多いです。
一度、参議院議員になると確実に6年間はたくさんお金をもらえます。
年間2千万円以上もらえるし
領収書がいらないお金が毎月100万円ももらえるし、非課税なんだよ。
サラリーマンなんか退職金まで増税されそうなのに凄いね!
マンションも安く貸してくれるらしいよ。
タダで乗れる公共交通機関もあるよ。
おまけに子供を連れて海外旅行にお安く行けます。
国会で居眠りしてもクビにならないしね。
これはなんとしても参議院議員になるしかないよね!(引用:ヤフコメ)
皮肉交じりのコメントですが、敢えてご紹介しました。
内容の真偽をただすつもりはありませんが、国会(地方)議員への優遇に、不公平さを感じて嫌気がさす人は大勢いるということです。
報告書レポートに高まる期待
国民は海外研修に行くこと自体に腹を立てているというわけではなく、それをきちんと成果として国民に還元してほしいと思っています。
その方針を示す第一段階として、研修の報告書レポートを開示してほしいという期待が高まっています。
研修の成果を示すべき
現地で見て聞いて学んだことを、法案として議員立法できて初めて研修の成果があったと認められるからです。
研修後のレポート報告書は通常は無い
今回のフランス研修後のレポート報告書の開示が期待されているわけですが、残念ながら、基本的に研修に参加した議員本人による報告書なるものはほとんど存在しないと思われます。
自民党女性局の海外研修は、前回2018年にベトナムへ、2013年にはアメリカへ行きましたが(参照:東京新聞)、参加議員本人による政策に繋がるような報告書は見つけられませんでした。
研修費のほとんどを党が賄うことになりますので、支出の稟議を通す過程が存在するのであれば、参加議員から一言メッセージをもらい報告書は内部で作成するかもしれません。
しかし、公開された報告書を見つけることはできませんでした。
本人ではなく職員が書く
過去の海外研修の報告書を探す過程で、自民党青年局の参加議員の一部は、個人HPに現地での活動報告として写真と簡単なメッセージを載せていました。人それぞれのようです。
積極的に開示しているだけ良いと思いますが、それらを議員本人が作業することはほぼほぼ無いと思われます。
今回の渡航に関しての準備を担当した職員が作業するでしょう。
フランス(パリ)研修の実働時間はたったの6時間だった
元自民党職員で政治アナリストの伊藤惇夫氏は、このフランス(パリ)研修の「実働6時間」のスケジュール工程を見て、
「これだけ自由時間がある視察を見たことがありません。この日程を決めた人物は、視察の目的がこれで果たせると、なぜ考えたのか。団長の松川さんは、党費を使ったことは認めているので、党員に説明する責任があります」(引用:FLASH)
と述べていました。
「令和5年女性局フランス研修 研修ノート」と題された冊子(おそらく非公開の関係者専用)に記載された団員名簿には同行していた松川議員の次女も38人の派遣団員に含まれており、当然子供の渡航費用も党が賄っていたことでしょう。
実質たったの6時間の研修で、その他は自由時間やお食事の時間に充てられていたわけですので、研修報告書や今後の政策に結びつくような立案が上げられるとは考えづらいですね。
まとめ
自民党女性局のフランス研修に子供も参加していたことが判明し、新たな火種となっています。
海外研修に一緒に参加していた子供(画像4選)と、税金の使い道や議員優遇に関する国民の不満、今回の研修が国民に分かりやすく還元されるまでの報告書に期待が集まっていることについて情報をまとめました。
残念ながら議員本人による、政策を見越した方針を示すレポート報告書は出てこないと筆者は考えています。
しかし、これだけ注目を浴び、フランス研修の報告書が期待されているため、今回に関しては、そのような報告書が提出され公開される可能性はあるかもしれないと思います。
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マイナンバーカードにしても、政策における様々な説明不足や強行突破にも国民は辟易としています。