2022年末の全日本フィギュア5位、2022年1月の冬季特別国体で初優勝と、目覚ましい活躍をする千葉百音選手。
「心動かされる演技に自然と涙が出る」「百音ちゃんのシンドラー本当に美しい」「地上波で流さなかったなんて勿体ない!沢山の方に見て貰いたい」
その素晴らしい表現力と技術力を魅せる感動的な演技に、感謝の気持ちさえ湧いてくるという方もいます。
「他の選手と比べてきちんと取り上げてくれていない!」と憤りを感じるファンも多く、千葉百音選手の演技に感動してファンになった方は多いです。
また、あの羽生結弦選手と同じ仙台のスケートリンク出身であることから、二人の美しい表現力を重ねて見る方も多いようです。
そこでここでは、千葉百音選手の過去インタビューと、羽生結弦選手が同じ年齢だった頃の歩みを照らし合わせながら、羽生結弦選手に続くオリンピアンを目指す千葉百音選手の今についてまとめたいと思います。
目次
千葉百音は羽生結弦の後輩!(アイスリンク仙台)

出典:スポニチ
千葉百音選手は家から近いアイスリンク仙台に4歳の頃から通い始めました。幼稚園の後にリンクへ行き、先に練習を終えていた羽生結弦選手が鬼ごっこ遊びをしてくれた思い出があるそうです。
羽生結弦選手がカナダに拠点を移してからは、「少し寂しかったけれど、それよりも尊敬の念がの方が大きかった」と千葉百音選手は言います。
昨年のインタビューで千葉百音選手は、荒川静香選手や羽生結弦選手らが東日本大震災後のリンク存続のために尽力してくれたことについて「先輩を見習って精一杯練習をすることが大事だと思っています」と話していました。(参照:スポニチ)

当時小学4年生の百音ちゃん
小学4年生当時からスケートの練習ができることに感謝の気持ちを持っていたんですね。
千葉百音選手の演技を見て、心が動かされる、感謝の気持ちでいっぱいになるという方が多いのは、千葉百音選手自身が、先輩方やスケートができること自体に感謝の気持ちをもって演技をしているからなのではないでしょうか。
羽生結弦が千葉百音を可愛がる動画
羽生結弦選手との久しぶりの再会で、可愛がってもらっている様子です。「元気だった?」「ちゃんと練習してた?」と声をかけてもらっています。
千葉百音のコーチ・田中総司氏に羽生結弦から提言も
2021年のフィギュアスケート大会の会場で、羽生結弦選手から田中総司コーチに「百音に『もっと練習して』と伝えて」と伝えていたそうです。
千葉百音選手:「羽生選手の方からフランクに話しかけてくれた時とかは私も打ち解けて話ができるけど、それでもオリンピアンに話しかけているという実感が湧いてきて緊張しちゃいます。」
「負けてらんないと言ったら恐れ多いですが、選手の私も頑張らなきゃなと思います。」(参照:フジテレビインタビュー@online_on_iceより)
千葉百音選手にとって羽生結弦選手は、妹のように可愛がってくれたお兄ちゃんのような存在でしたが、今となっては大きな背中を追いかける偉大なる先輩として、自分を鼓舞してくれる存在のようですね。
また羽生結弦選手は、陰から見守り叱咤激励を飛ばす心強い応援者のようです。
千葉百音選手:「私自身は、追われる立場になるより、追う立場のほうが成長できると思っています。まだまだ自分より上手な選手はたくさんいるので、これからも変わらずにその選手たちをリスペクトして、さらなる高みに上っていきたいです。」(引用:仙台スポーツ)
四大陸フィギュアスケート選手権・初出場
4CCこと、四大陸フィギュアスケート選手権(Four Continents Figure Skating Championships)に千葉百音選手は初出場します。
4CCは比較的歴史の浅い国際大会ではありますが、ヨーロッパを除いた、国際スケート連盟に加盟している国と地域(アフリカ・アジア・アメリカ・オセアニア)の各大陸の選手が参加する大会です。
現在17歳の千葉百音選手はこのたび初めて出場します。
ちなみに羽生結弦選手はシニア1年目の16歳の時に4CCに初出場し、ただ一人4回転ジャンプを決めて銀メダルを獲得しました。
千葉百音選手の安定したスケーティングを十分に発揮できること、そしてメダル獲得に期待したいですね。
千葉百音は来季からシニアに転向予定

出典:フジテレビスケート
2019年からシニアに交じって大会出場をしている千葉百音選手ですが、来季からは本格的にシニアへ転向する予定だそうです。(参照:スポーツ報知)
千葉百音選手:「シニアの選手の方々の演技を見ていると、たとえばジャンプをするとき、プレッシャーを全く表に出さずに、きれいな流れの中で成功させています。
演技とジャンプが一体となることで、そこに初めて余裕が生まれるのかなと思っているのですが、私の演技はまだまだ『ちゃんと降りなきゃ』、『転ばないようにしなきゃ』といった緊張が、表情の中に出てしまうことが多い。
もっと余裕を持って演技ができるようにならなければいけないと思っています。」(引用:仙台スポーツ)
千葉百音選手といえば、ジャンプと音楽が一体となった余裕を感じさせる演技が既にできているように感じさせますが、本人に言わせるとまだまだなんですね。
2026年冬季オリンピック出場を目指す

決意を述べる千葉百音選手
千葉百音選手:「このスケート人生の最大目標はオリンピックに出場することなので、いい成績を残せるように日々努力していきたいです。」(引用:仙台スポーツ)
まとめ
千葉百音選手の流れるような美しいスケーティングと感動的な表現力を見て、心を動かされる人はとても多いですね。
またあの羽生結弦選手と同じ仙台のスケートリンク出身であることから、二人の美しい表現力を重ねて見る方も多いようです。
千葉百音選手の演技を見て、感謝の気持ちでいっぱいになるのは、千葉百音選手自身が、先輩方から受け継いだ環境と、スケートができること自体に感謝の気持ちをもって演技をしているからではないだろうかと思いました。
幼い頃から羽生結弦選手に可愛がってもらっていた千葉百音選手ですが、今はその大きな背中を追い、日本代表となってオリンピックに出場することを目標に掲げています。
羽生結弦選手という陰ながら叱咤激励を飛ばす心強い応援者もいますので、これから千葉百音選手が世界の大舞台で日本代表として戦う姿を応援したいですね!
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