映画にテレビドラマ、NHK朝ドラなど、女優として絶え間なく活躍を続ける安藤サクラさん。ひとたびその演技を見ると「演技うますぎる」「安藤サクラの演技が好き」とその演技力に驚き、ファンになる方も多いです。
そこでここでは、安藤サクラさんの女優としての世間の評判と、日本で最も権威ある賞の一つと言われる「日本アカデミー賞:最優秀主演女優賞」など、その他数ある受賞歴についてまとめてご紹介したいと思います。
安藤サクラの演技が上手いと評判!
ドラマ「ブラッシュアップライフ」に出演された際は、ドラマそのものの面白さに加え、安藤サクラさんの演技力が「うまい」「面白い」「かっこいい」という声が毎回多く上がっていました。
安藤サクラさんの演技がうまいという評判は、もはや満場一致といった感じのようです。
女優としての評判・受賞歴まとめ
安藤サクラさんの演技力について視聴者の評判は先に紹介したとおりですが、ここからは映画評論家など、映画関係者の審査を通して選出される受賞歴について紹介したいと思います。
と、その前に最新情報をお届けます。
安藤サクラさんは2023年5月18日現在、是枝裕和監督の新作映画『怪物』がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式にされ、レッドカーペットセレモニーに参加されています。

出典:クランクイン
男性陣はビシッとダークスーツでキメる中、安藤サクラさんはシャネルのホワイトドレスを身に纏い一際目立ちますね。

出典:oricon
是枝裕和監督とは2018年に映画『万引き家族』で同じくカンヌ国際映画祭で選出され、パルムドール(最高賞)を受賞しています。
是枝裕和監督の繊細な演出と、安藤サクラさんの演技力が融合した最強タッグですね。
それでは安藤サクラさんの受賞歴についてご紹介しましょう!
日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を2度受賞
安藤サクラさんは、日本で最も権威ある賞の一つと言われる日本アカデミー賞の「最優秀主演女優賞」を過去に2度受賞しています。
『万引き家族』2018年

2018年『万引き家族』最優秀主演女優賞・授賞式(出典:ナタリー)
映画「万引き家族」では、2018年の第42回日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を受賞しました。
その他にもこの映画では、キネマ旬報ベスト・テン「主演女優賞」、毎日映画コンクール「女優主演賞」、ヨコハマ映画祭「主演女優賞」を受賞しています。
また、海外の映画評論家による、フロリダ映画批評家協会賞「助演女優賞」、ボストン映画批評家協会賞「アンサンブル演技賞」を受賞しました。
『百円の恋』2016年

2016年『百円の恋』最優秀主演女優賞・授賞式(出典:ナタリー)
安藤サクラさんは、2016年の第39回日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を受賞しています。
またこの映画では、韓国で行われた第19回プチョン国際ファンタスティック映画祭にて「もっとも注目すべきアジア映画」に与えられるNETPAC賞を受賞しました。
安藤サクラさんの名演技があってならではの結果と言えるでしょう。
日本アカデミー賞「最優秀賞助演女優賞」
2023年3月10日に開催された第46回日本アカデミー賞では、最優秀助演女優賞に輝きました。
『ある男』2023年

出典:oricon
子育てと映画の撮影の両立が難しく、女優を辞めようと思ったこともあると檀上で告白し、それでも家族と話し合い協力し合って続けたと、夫の柄本佑とアイコンタクトを取って微笑み、「大好きな現場に戻れたらいいなと思ってます」とスピーチをしました。
ブルーリボン賞「主演女優賞」
『かぞくのくに』2012年

2012年『かぞくのくに』主演女優賞・授賞式(出典:oricon)
安藤サクラさんは、映画「かぞくのくに」でブルーリボン賞「主演女優賞」を受賞しています。
父で俳優の奥田瑛二さんが同じくブルーリボン賞の主演男優賞を過去に受賞しており、親子2代での主演受賞に喜びと当時の思い出を語っていました。
この映画ではその他にもキネマ旬報ベスト・テン「主演女優賞」を受賞しています。
日本映画批評家大賞「主演女優賞」
『0.5ミリ』2014年

2014年『0.5ミリ』主演女優賞・授賞式 (右)実姉で監督の安藤桃子と(出典:日刊ゲンダイ)
映画「0.5ミリ」では、日本映画批評家大賞「主演女優賞」を受賞しています。
その他にもこの映画で、キネマ旬報ベスト・テン「主演女優賞」、毎日映画コンクール「女優主演賞」を受賞しています。
この映画は「作品賞」も受賞し、安藤サクラさんの実姉でこの映画の監督の安藤桃子さんも出席していました。
どんだけ映画業界の芸術一家なのでしょうか。華々しいです!
キネマ旬報ベスト・テン、毎日映画コンクール、ヨコハマ映画祭「助演女優賞」
ここからはだいぶ以前の出演作品となりますが、安藤サクラさんが主演ではない映画作品での演技を評価された「助演女優賞」受賞について紹介します。
『愛と誠』2012年

ガム子役 (出典:aucfan)
『その夜の侍』2012年

ミカ役 (出典:チケットぴあ)
『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』2010年

カヨ役 (出典:シネマカフェ)
この映画ではアジア版アカデミー賞と呼ばれる「アジアン・フィルム・アワード」で助演女優賞にノミネートもされていました。
若手実力派女優として、当時から安藤サクラさんは既に注目を浴びていたということですね。
『愛のむき出し』2009年

コイケ役 (出典:リノート)
家族そろって芸術一家。表現力豊かなのも納得

父で俳優の奥田瑛二(出典:テレ朝POST)

母でエッセイストの安藤和津 出典:kodomo-ouen
お父さまは先にも述べた俳優の奥田瑛二さんで、お母さまはエッセイストの安藤和津さん、安藤サクラさんの実姉は映画監督の安藤桃子さんです。

2011年家族揃って 出典:安藤和津 トークマルシェ
まとめ
安藤サクラさんの女優としての世間の評判と、日本で最も権威ある賞の一つと言われる「日本アカデミー賞:最優秀主演女優賞」などをはじめ、その他数ある受賞歴についてまとめてご紹介しました。
これからも安藤サクラさんが出演する映画やドラマを観て、ますますの活躍を見ていきたいと思います!